アメリカからの渡航制限が出ている中、ユナイテッド航空が羽田への乗り入れを再開しました。
使用機材は、基本的にユナイテッドの主力機種である、ボーイング787ですが、現時点で、2種類の塗装の機体が羽田に就航しています。
それは、ユナイテッドとして第5代目の塗装である”グローブ”と2019年より採用された同じくブルーを基調とした第6代目塗装の2種類です。
第5代目”グローブ”とは
まずは、旧塗装となる、5代目の”グローブ”ですが、グローブ=地球儀、回転する地球を尾翼にいれたデザイン、正に地球が回っている様に見える立体感のあるデザインです。
その前まではUNITEDの”U”、フライングUのロゴを尾翼に配していましたが、9.11同時多発テロの遠因による経営悪化から立て直し、その後コンチネンタル航空と合併する事により、コンチネンタル航空ベースの”グローブ”塗装になりました。
第5代塗装が発表されたのは2010年、当時の777は機体のラインがサインカーブ状ではなく、直線となっていました。
第5代塗装機 尾翼の地球が回っています。
現行・第6代目の塗装
現行として2019年より採用された第6代目の塗装ですが、ちょっと見、第5代目とあまり変わらない様にも見えます。
同じく、ブルーを基調としながらも、3色(ラプソデイー、ユナイテッド、スカイブルー)を使い、尾翼の”グローブ”も若干デザインが変わっています。
ユナイテッドの文字も、いわゆるビルボードサインに大型化されています。
第6代塗装 基本は変わらずキープコンセプト?
特徴的な尾翼を比べてみると
第5代目の尾翼を初めてみると、本当に地球(儀)が回っている様な秀逸なデザインに驚きましたが、だい6世代にも受け継がれているのは嬉しいところ、
難を言うならば、第6代は若干デザイン化が進み、地球(儀)が回っている躍動感に欠けるのが残念なところ。
個人的感想なので、皆さんの好みはどちらでしょう?
”回ってる”第5代 ”デザイン化?”の第6代
又、第5世代は合併したコンチネンタル航空のカラーを引き継いでいた為、イメージを刷新するという意図もあるのでしょうね。
新旧塗装併存はいつまで?
新規塗装が発表されて、早2年、でもまだまだ第5代と第6代は混在して運航されています。
どちらかが好みかはとにかく、やがて第5代塗装機はやがて第6代に塗り替えられていきます。但し、ユナイッド航空の場合は塗装変更間隔が7年に1度であるので、単純に第5世代の最後の機体が2019年に塗装をしたと仮定すると、まだ数年は併存する可能性はあります。
今のところ、ユナイテッドが羽田に乗り入れている787-9は25機、発注中が13機(2019年9月現在)で、当然発注中の機体は第6代塗装として就航する訳ですから、確実に第5代は見る機会も減少していくでしょう。
おわりに
現在、旅客キロベースで世界最大といわれる航空会社となったユナイテッド航空ですが、他のエアラインと同様、経営危機党紆余曲折を経て、その塗装もその影響を少なからず受けている事を今回改めて実感しました。
コロナ禍を乗り越えて、各航空会社はどの様に変わっていくのでしょうか。
今回最後までご覧いただき有難うございました。
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