第65回大井記念で優勝した”ストライクイーグル”その名前が、競馬ファンだけでなく、ヒコーキファンの注目を集めています!
ストライクイーグルの名前の由来の漫画
まずは、漫画ですが、1994年から2000年まで少年サンデーに連載されていた”じゃじゃ馬グルーミン★UP!の主人公(馬)その名も”ストライクイーグル”のレースでの活躍が中心にストーリーが進んで行きました。
競馬ファンで、その当時この漫画を読んでいた世代の方たちは、漫画の世界と現実を照合して楽しんでる方も多いですね。
もちろん、実際の”ストライクイーグル”を命名された方も、これをオマージュしていると思いますが、漫画が現実になるって夢がありますよね。
ストライクイーグルと言う飛行機とは?
さて、そもそもの”ストライクイーグル”という名前ですが、ヒコーキに詳しい方なら、大体のイメージは沸いているとは思いますが、普通の方は、漠然としすぎていますよね。
”イーグル”直訳すれば、鷲(ワシ)ですが、猛禽類で強そうです。
そして、ストライク(Strike)は、野球のストライクもありますが、この場合の意味は、攻撃、打撃という意味です。
攻撃する鷲となると、軍用機に付ける名前になりますよね。
正式には、F-15Eストライクイーグルという機体です。
では、どんな飛行機なのでしょう?
日本の自衛隊も、F-15は使っています。但し、名称は”イーグル”です。(F-15J/DJイーグル)
航空自衛隊のF15J戦闘機
イーグルとストライクイーグルの違いは?
”ストライク”と付かないのは、主に、敵の飛行機等が攻撃してきた時に、迎撃、要撃する為のいわゆる”戦闘機”だからです。
日本は、基本的に専守防衛、もっぱら、攻撃されたら防衛するというスタンスですから、こちらから攻撃するものは持たないのが基本です。(攻めてきた船や上陸したものには攻撃するものはあります)
F-15Eストライクイーグルは、攻撃が任務ですから、日本の使用目的とは異なる為、”ストライクイーグル”は持っていません。
但し、”ストライクイーグル”には、”イーグル”から引き継がれている空対空戦闘能力もありますから攻撃もできるし、対戦闘機に対しての戦闘能力もあります。俗に、これを、マルチロールファイター、戦闘爆撃機と呼びますびます。いわば万能選手の様なものです。
クラスで言うと、野球が得意な子と野球もできるしサッカーも得意な子という感じですかね。
当然、一人(一機)でいろいろこなすので、普通の”イーグル”とは異なる所も多くなり、それが、一層カッコ良く感じるファンも多い所以ともなります。
外観で違いを簡単に言うと
1.戦闘機型より、搭載する兵器が増えるので抵抗の少ない増加タンクが付く。
このタンクをコンフォーマルフューエルタンクと言いますが、取り外しも可です。
2.1.を装着する事によって、機外増加タンクを付ける分を兵器に代える事ができる
3.重量が増えるので、脚(降着装置)が強化されている。
4.戦闘・攻撃の両方の任務がしやすい様に2人乗りになっている。
但し、戦闘機型にも複座型は存在しますのでややこしいですが…
フレアを発射するシンガポール空軍のF-15SG コンフォーマルフューエルタンクの膨らみが見える
写真の通り、ストライクイーグル(戦闘爆撃機型イーグル)はアメリカ以外でも、シンガポール、サウジアラビア、韓国、イスラエル等でも導入されていますので、海外の航空ショーでも見る機会はありますし、本家アメリカ空軍も、日本に飛来する事もありましたので、今後も見る事ができますので、その際には違いを見て、感じていただきたいものです。
おわりに
基となる”イーグル”は、空対空戦闘(戦闘機対戦闘機の戦い)では、未だに撃墜された事がない、最強伝説をもつ機体ですから、これに、攻撃能力が付加された、まさに、鬼に金棒、向かうところ敵なし、ですから、競走馬にももってこいの名前ですね。
ちなみに、お馬さんの方の”ストライクイーグル”の母親の名前が”ミスエアクラフト”ですから、よっぽど飛行機好きな方が名前を付けられたのですね。
今回も最後までご覧いただき有難うございました。
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