こんにちは!Deevoです!
最近、ニュースでも、東京オリンピック開催や、インバウンド需要増の為に、羽田空港の発着回数を増やす為の機能強化の説明会が国土交通省主催で開催されています。
主に、住宅密集地等の都心部が進入路になる為、騒音や落下物の問題をどうクリアするかが主に住民の方の理解を得る事が課題となっています。
一番問題が大きいと思われるのが、南風時の都心を真っすぐにA,C滑走路に降下してくる経路と思われますが、昨今の乗務員の飲酒問題も含めて、航空業界の信頼が危ぶまれている中、クリアするのもなかなか難しいと思います。
その中で、私が注目したのが、南風時のB滑走路(RW22)の南西向け離陸が想定されていた事です!
よく羽田へ行かれる方、乗られる方はご存知かと思いますが、現在、B滑走路は南西向け着陸か、北東向け離陸、つまり、京浜島、城南島方向を通る運用しかされておらず、川崎向け(大師橋方向)へは離着陸は無い状況です。
私が、川崎方向からのB滑走路への着陸を見たのも、約30年以上前の、海上保安庁のショートスカイバン(通称ハコフグ)が降りてきた時以来です。
沖合移転する前の羽田空港は、海老取川を渡って、緩い下り坂になり、小さいトンネルをくぐると、航空燃料のニオイがして、ああ、羽田に来たなあ、と実感させたものでした。このトンネルこそ、B滑走路の川崎方向へ向けた延長線でもあった訳です!現在でいうと、東名高速の大和トンネル(渋滞の名所)みたいなものですね。
映画「続・3丁目の夕陽」でも、アメリカへ出発するJALのDC-6Bが川崎方向(夕陽の方向)へ離陸していくのを、見送っているシーンがありましたが、まさにそれです!
もちろん、国際線の成田移転前でしたので、ある面、羽田が輝いていた時期でもあり、空港外周にも、メジャー企業のネオンサインがキラキラ輝いていたのを想い出します。
又、小学校の教科書にも、羽田空港から、日本遊覧航空(?)がデ・ハビランド・ダブを使って、羽田発着の遊覧飛行を行っていた(?)と記憶していますが、、、まだ、海外旅行が一般的でなく、又、飛行機での旅もあまり一般的でなかった時代、のお話ですが、、、
こうして見ると、昔は意外と英国製の機体(ショート、デ・ハビランド等)が日本でも活躍していたのですねえ。
ともあれ、マニアの間では、早朝に数便のみ行われるハミングバードデイパーチャー(早朝、富士山をバックに離陸が撮れる)が無くなる!との危機感が取りざたされていますが、これも、今回の進入経路変更に伴うものとか、現在、何げなくみてきた風景が、急に変わってしまう事もこれから多いかも知れません。それが、時代の変化というものなのでしょうか。
ともあれ、今度は、夕陽に向けて、離陸する構図が撮れるかも知れませんし。
最近、件のB滑走路下のトンネル周辺で、工事をしていますが、始めは、いよいよ、あのトンネルもお役御免か、、、という寂しい想いもありましたが、今後、新たな展開が、ある面楽しみな羽田空港周辺です!
今回も最後までお読みいただき有難うございました!
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