今回のJAL旅客機COLLECTIONは温故知新の聖火輸送機!

飛行機の話

デアゴステイーニから隔週発行されているJAL旅客機COLLECTION、現在の機体だけでなく、JAL発足当時からの機体も発売されるので、思い入れのある機体、好きな機体に注目されている方も多いかと思います。

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JALのDC-6Bとは?

今回、第26号で発行された機体は”DC-6B”JALの国際定期便の嚆矢となった機体です。

就役が1953年から1969年なので、今から50年以上前に活躍していたので、お馴染みというのは難しいかも知れませんが、レシプロ4発という機体が国際線を飛んでいたと思うと、逆にロマンを感じますね。

今回は、747は勿論、777や787といった機体と比べると、驚く程小さかった機体なので、2機セットとお得(?)になっています。

先の東京オリンピックで聖火を運んだ機体

注目なのは、その内の1機が1964年の前回東京オリンピックの際にギリシアから聖火を輸送したJA6206City of Tokyo(実際はCity of Nagoya)号である事。

聖火輸送と言えば、昨年JAL/ANA共同で運航した787が思い浮かびますが、その先代となる機体です。

でも、私の中での聖火輸送機の印象が強いのは、ANA(当時は全日本空輸)リースのYS-11なのですが…

それもそのはず、アテネからJALのDC-6Bで運ばれた聖火は、世界各地を給油等で経由しながら、日本返還前の那覇に到着、その後は、YS-11で、聖火リレーの各スタート地点、鹿児島、宮崎、北海道へと運ばれたから。

その後、YS-11は、聖火輸送に因み”オリンピア”と愛称がつきましたからなおさらイメージが強いんですね。

今回の787はギリシアから直接、聖火のリレー出発地である宮城松島まで一気に到着したのも、大変な技術の進歩ですね!

実際のモデルをチェック

さて、実際のモデルそのものは、1/400スケールの全長8cmにも満たない可愛らしいものですが、最近の印刷技術の進歩で、特に歪みが出やすいコックピット窓周りもソツなく仕上がっています。

ダイキャストモデルなのでなので、このままの地上姿勢にすると、シリモチをついてしまうのは仕方ないところ、

脚は動かなくてもいいので、太目のプラではなく、ダイキャストで繊細な感じが出るといいかも。

一番気になったのは、ダグラス系プロペラ機の代名詞ともいえる、オデコのVORアンテナだけは、印刷でなく、立体にしてほしかった!(実際には難しいでしょうけど)

おわりに

ともあれ、こんなに昔の、ある意味マニアックな機体が比較的手軽に書店で入手できるのが、このCOLLECTIONのいいところですね。

できれば、スピンオフとして、このDC-6Bと787、そしてANAのYS-11とセットにして、”聖火輸送機セット”として売り出して貰えると、オリンピック開催記念としていかがでしょう。

今回も最後までご覧いただき有難うございました。

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