ガルーダインドネシア航空といえば、機首にマスクを付けた、いわゆる”ガルーダマスク”が注目されていますね。
昨年末に初飛来したエアバスA330のガルーダマスクは、その後、A330-900(neo)でも新柄が出ましたが、現在は、より機体の大きなボーイング777に変更され、またまた新柄の機体が羽田に到着しました。
でも、ガルーダでは、”マスク”以外にもマニア心をくすぐる”特別塗装機”が存在し、実際に羽田に就航しています。
今回はそれをご紹介したいと思います。
スカイチーム塗装
昼前に出発するスカイチーム塗装、後方には仲間の777も!
皆さんご存知の航空会社アライアンス(同盟)の特別塗装機、日本では、JALが”ワンワールド”、ANAが”スターアライアンス”なのですが
残念ながら”スカイチーム”は日本のエアラインは加盟していない為、目にする機会もあまり多くありません。
又、”スカイチーム”は、シルバーを基調としたカラーなので、余計に新鮮に映りますね。
先日、ANAのスターアライアンス塗装の777が相次いで引退してしまいましたので、より貴重な存在になるかも?
レトロ塗装(1)
こちらはA330のレトロ塗装ですが、777にも同じ塗装の機体があります。
70-80年代に採用されていた旧塗装を再現した機体です。
当時各エアラインの塗装のスタンダードとも言える、客室窓周りにひかれていたライン(チートライン)がオールドファンには懐かしく、
又、新しいファンには新鮮に映る(らしい)デザインです。
一時期、”ビンテージフライト”として運航されていましたが、現在は、通常の運航の中に組み込まれている為、見られる可能性は結構あります。
レトロ風(2)政府チャーター兼用機
今朝GA8744として羽田に到着しました。
実は、今日3月7日に飛来した、よりレアな機体です。(過去にも何度か飛来していますが)
レトロ塗装機と同一デザインながら、通常、機体側面に”indonesian air ways”と入っているロゴが、”REPUBLIK INDONESIA”インドネシア語で”インドネシア共和国”と入っている通り、
インドネシア政府チャーター等に使用される機体です。
レトロ塗装と同じと言っても、よく見ればチートラインが赤1本だけです。(レトロ(1)は赤とオレンジの2本)
何となくですが、風格(威厳)がある様にも見えてきます。
一覧にしてみました
現在、ガルーダで運航しているボーイング777-3U3(ER)10機の塗装をまとめてみると、次の様になります。
登録PK-GIA~PK-GIF(GIBは存在しない)6機 通常塗装
PK-GIG レトロ風政府チャーター兼用
PK-GII スカイチーム塗装
PK-GIJ ガルーダマスク(柄あり)
PK-GIK レトロ塗装
これは”通常塗装機”ですが、逆に新鮮?
おわりに
ガルーダインドネシア航空(GA)は現在毎日運航ではないものの、週3便就航しており、到着が朝8:30頃、出発が11:45と日中の撮影しやすい時間でもあります。
余談ながら、先日めでたく復活したシンガポール航空(SQ)は同じく週3便21:40着、22:55発で、コロナ禍の中、T3展望デッキが20:00終了の状況では
なおさら貴重に思えるガルーダでした。
国内のエアラインでは、-200の一部がエンジンの問題から飛行停止になり、-300でもジャンボに匹敵する大型機としてコロナ禍から引退する機体が増えているボーイング777、ガルーダの777にはこれからも頑張ってほしいものです。
今回も最後までご覧いただき有難うございました。
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