羽田にほぼ毎日午前中に飛来するブリテイッシュエアウェイズの787ですが
今日の787はいつもと違う?少し短いような?
今日来たのは787-8
”ちょっと短い”787-8
飛行機に詳しい方ならばすぐにピンと来るかもしれませんが、
今日飛来したのは、ボーイング787-8なのです。いつも来ているのは787-9
全長で6.1m短いのです。乗用車約2台分ですね。
”いつもの”787-9
でも、座席数は2席しか違わないんです。なぜかと言うと
787-9はファーストx8、ビジネスx42、プレエコx39、エコノミーx127なんですが
787-8は、ファーストx0、ビジネスx35、プレエコx25、そしてエコノミーx154!って
エコノミーの数が圧倒的に多いんですね。
因みに、BA(ブリテイッシュエアウェイズ)では、ビジネスクラスをクラブ・ワールド(欧州内ではクラブ・ヨーロッパ)、ブレミアムエコノミーをワールドトラベラープラス、エコノミーをワールド・トラベラー(欧州内ではユーロ・トラベラー)という呼称を使用しています。ちょっとややこしいです。
787シリーズについて
今回、BAの787-8が珍客?として飛来しましたが、実際にはANAもJALも787-8,9共に運航していますので、
日常の羽田でも-8と-9の長さ等の違いを見比べてみる事もできます。流石に最も長い-10は、ANAでもまだ2機しか運航しておらず、又、羽田では定期運航していないので、見る機会はあますありませんが、、、
最も短い(標準型)の-8が56.7m、-9がプラス6.1m、-10がそれに5.5mプラスとなります。
実は、787-8と全く同じ胴体長を持つ単距離型の787-3という機体も開発されていました。JALとANAが発注していたのですが、開発の遅れからすべて787-8に振り替えられてしまい実在はしていません。もし実在していたら、昔の747SRみたいに、日本国内線専用機材として注目されていたかも知れませんね。
羽田へ乗り入れている他のエアラインは787は-9が殆どですが、ユナイテッド航空、ターキッシュエアウェイズ、インドのビスタラ、タイ航空(-8)等
ニーズに応じた機材運用?
BAでは、羽田線は一日一往復、基本、787-9を使用していますが、オリンピック等の多客時にはボーイング777-300ERを、そして、今回のオリパラ終了後の閑散期?になって787-8を出してきました。
因みにボーイング777-300ERの座席数は299席、国際線で約300名を載せられる規模
ニーズに合わせて機材を変更しているんですね。流石保有機数270機を誇る世界9位規模のエアラインといったところでしょうか。
飛行機好きにとって、今日は何が来るかという楽しみになります。
でも、今日飛来した787-8って、胴体も短くて何となくユーモラスだし、レドームの塗分けも昔の新幹線0系みたいでカワイイですね。
BAでは、787-9を18機、-8を11機保有しているのですが、-8は今なお1機を発注しているようです。
これからも時々姿を現してくれるのを期待したいところです。
おわりに
今回の787は見た目ではわかりにくいですが、ちょっとした蘊蓄で自慢できるかも。
今回も最後までご覧いただき有難うございました。
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