ANAボーイング787の10年目の新型?デビュー!その理由とは?

飛行機の話

ANAのボーイング787がデビューしてから、早いもので、もう10年が経過しました。

タイプ別で見ても787-8から始まり、-9と-10と続々ストレッチ型を導入していますが

今日(12月9日)-9型ながら、新しい機体がデビューしました。

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内装が一新された787-9なのですが、

今回デビューした機体はボーイング787-9、JA936Aは、同社のボーイング777で導入された機内仕様と同じく、プレミアムクラスが増加し、モニターや電源コンセントを装備したサフランシート導入等、内装がアピールされていますが、実はこの機体、マニアにとってはより注目度の高い変更点が!

実はエンジンも一新したJA936A

今まで、ANAでは、787のすべてのタイプのエンジンを英国RR(ロールスロイス)のTrent1000を採用していましたが

今日デビューしたJA936Aには、米国GE・アビエーションのGEnxエンジンを搭載しています。

外観ではメーカーのロゴ以外では、細かいところに違いはあるものの、性能的にはほとんど一緒、

全部同じエンジンにしていた方が、効率・整備・運用等都合が良いのでは?

何故、今回、わざわざ同じ機体なのに別のエンジンを追加導入したのでしょう。

答えはリスク回避

ANAでボーイング787を導入した当初は、初期トラブルに襲われた事もありましたが、これは、新しい機体を導入する際には避けられない、一種の初期故障の様なものと片付ける事も可能です。

でも、エンジンに起因するトラブルで、エンジンを外された787が空しく地上に置かれていた事も事実、

昨年も、ボーイング777のエンジン(こちらはGEでしたが)トラブルで、運航停止になっていた事も記憶に新しいですね。

今回、ほぼ同じ性能の別の会社のエンジンを導入したのは、これからでも起こり得る万が一の為の備え、リスク管理であると、ANAではアナウンスしています。

確かに、どちらかのエンジンに問題が発生しても、別のエンジンを積んだ方は運航を続けられるかも知れませんよね。

おわりに

ANAでは、既にもう1機JA937Aも導入して既に日本に到着していますので、今後GE製のエンジンを積んだ787がANAの新しいトレンドになるのかも知れません。

でも、ヒコーキ好きって、どちらかと言えば、こんなマニアックな事も気になって仕方ないんですよね。

今回も最後までご覧いただき有難うございました。

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