コロナ禍にあえぐ航空業界ですが、今、オリンピックに関連して注目が集まっています。
ブルーインパルスの五輪フライトに始まり、
選手団のチャーター便が成田に飛来したり。
さて、東京のおひざ元、羽田はどうでしょう?
VIPのA330-200系が羽田に飛来
今回の東京オリンピックは、コロナ感染防止の為に無観客での開催となり、
各国の要人(VIP)も相次いで来日を控える流れとなっています。
バイデン大統領夫人も、横田に飛来してしまいましたし。
そんな中、フランスのマクロン大統領が来日されました。
東京オリンピックの開会式参加と次期パリオリンピックに向けての会談と思われますが
その時羽田に飛来したのが、エアバスA330-200の特別機
フランス国旗をモチーフとしていますが、エールフランスとは違った趣がありますね。
仏マクロン大統領の特別機A330-200
イギリスからはA330MRTTが来日
オリンピックとは直接関係は無い様ですが、英国のウォレス国防相が来日した時の
乗機がA330MRTTボイジャーです。
近々日本に寄港が予定されている「クイーン・エリザベス」の事前打ち合わせ、インド太平洋地域の安全保障問題という物騒な話で来られただけに、軍用機という出で立ちなのかな?
英ウォレス国防相の乗機A330MRTT
こちらも、エアバス社のA330-200をベースにしています。
MRTTとはMultiRoleTankerTransport、つまり空中給油や輸送機として多用途に運用できる機体という意味
日本の自衛隊ではボーイング社のKC-767が同じく767をベースにしているのと同じ考えですね。
翼の外側に給油ポッドがありますが、そこは、A340のエンジンを取り付けていた場所を利用しているそうな
日本ではあまり馴染みのないA330MRTTですが、英国初め、オーストラリア、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、フランス、シンガポールやNATO、そしてお隣の韓国でも採用されています。
日本の自衛隊でも、A330MRTTの採用を検討した様ですが、KC-767の後継機であるKC-46が米国のFMS(対外軍事援助)を使うと価格面で太刀打ちできないと判断され、採用を見送った経緯があります。
エアライナーでもA330-200が
ご承知の通り、日本では、あまり馴染みのないA330ですが、海外のエアラインでは、枚挙の暇がない程活躍しています。
最近は、その延長型であるA330-300や-900が主流になっていますが、最近運航を再開したアリタリア航空がA330-200で運航をしています。
-300より少し短い、寸胴な機体、見方によっては、先日退役してしまったANAの737-700を彷彿とさせるカツオブシ然とした胴体、愛嬌すら感じますね。
伊アリタリア航空のA330-200
おわりに
コロナ禍の後のA350-1000、777X等に今後、注目が集まっていくかと思いますが、
例え最新鋭の機体でなくても、まだまだ新鮮な話題がありますね
今回も最後までご覧いただき有難うございました。
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